特集・ブログ

ブリュワリー紹介『Pizza Port / ピッツァポート』

Pizza Port Brewing / ピッツァポート ブリューイング 創業:1987年 拠点:カリフォルニア州 サンディエゴ 1987年サンディエゴ郡ソラナビーチにてピザ屋として創業。1992年醸造開始。サンディエゴを中心とする南カリフォルニアに5か所のブリューパブを展開する。 オーナーはジーナ・マルサリアとヴィンス・マルサリアの姉弟。 始まりは1987年3月のこと。まだ20代だったジーナとヴィンスのマルサリア姉弟は、サンディエゴシティの少し北にある活気のない海岸沿いの町「ソラナビーチ」で経営難に苦しむピザ屋を買い取った。 そして、サンディエゴ流のツイストを効かせたピザとチキンウイングというクラシックメニューを引っ提げて、有名なパシフィックコーストハイウェイ沿いのファンキーな店先からPizza Portの歴史は始まった。 駐車スペースは限られており、建物内部には手作りのシンプルなピクニックテーブルが所狭しと並び、サーフ関連の装飾品がごちゃごちゃと飾られていて、洗練されたフードの味とはそぐわないぐらいだったが、噂が噂を呼びPizza Portはすぐに地元住民のお気に入りになった。 ヴィンスは早い時期からレストラン倉庫内の空きスペースを利用して趣味でホームブリューを始めていたが、醸造量は次第に増え、家庭では消費しきれないくらいの量になっていった。 そこで、彼らの友人やファンの勧めもあり、ヴィンスとジーナはブリューパブビジネスに踏み込むことを決意した。1992年、Pizza Portは初めてのビールをその常連客に提供した。 ピザを人気メニューに押し上げたのと同じフレーバー重視の方針によって、Pizza Portのビールは黎明期にあったサンディエゴのクラフトビアシーンにおいてすぐに名声を確立した。 Pizza Portは1997年になるとソラナビーチから数マイル北に行ったカールスバッドに2店舗目のブリューパブをオープンし、更に2003年にはサンクレメンテに3店舗目のブリューパブをオープンさせた。サンクレメンテがオープンした2003年とその翌年に、最初の店舗であるソラナビーチがグレートアメリカン・ビアフェスティバルで”Small Brewpub of the Year”に輝いた。 2008年にはカールスバッドに近隣のボトルビール600種類以上を集めたプレミアムボトルショップをオープン。2009年のグレートアメリカン・ビアフェスティバルでPizza Port各店は驚異のメダル9個を獲得し、カールスバッドは”Large Brewpub...

ブリュワリー紹介『Pizza Port / ピッツァポート』

Pizza Port Brewing / ピッツァポート ブリューイング 創業:1987年 拠点:カリフォルニア州 サンディエゴ 1987年サンディエゴ郡ソラナビーチにてピザ屋として創業。1992年醸造開始。サンディエゴを中心とする南カリフォルニアに5か所のブリューパブを展開する。 オーナーはジーナ・マルサリアとヴィンス・マルサリアの姉弟。 始まりは1987年3月のこと。まだ20代だったジーナとヴィンスのマルサリア姉弟は、サンディエゴシティの少し北にある活気のない海岸沿いの町「ソラナビーチ」で経営難に苦しむピザ屋を買い取った。 そして、サンディエゴ流のツイストを効かせたピザとチキンウイングというクラシックメニューを引っ提げて、有名なパシフィックコーストハイウェイ沿いのファンキーな店先からPizza Portの歴史は始まった。 駐車スペースは限られており、建物内部には手作りのシンプルなピクニックテーブルが所狭しと並び、サーフ関連の装飾品がごちゃごちゃと飾られていて、洗練されたフードの味とはそぐわないぐらいだったが、噂が噂を呼びPizza Portはすぐに地元住民のお気に入りになった。 ヴィンスは早い時期からレストラン倉庫内の空きスペースを利用して趣味でホームブリューを始めていたが、醸造量は次第に増え、家庭では消費しきれないくらいの量になっていった。 そこで、彼らの友人やファンの勧めもあり、ヴィンスとジーナはブリューパブビジネスに踏み込むことを決意した。1992年、Pizza Portは初めてのビールをその常連客に提供した。 ピザを人気メニューに押し上げたのと同じフレーバー重視の方針によって、Pizza Portのビールは黎明期にあったサンディエゴのクラフトビアシーンにおいてすぐに名声を確立した。 Pizza Portは1997年になるとソラナビーチから数マイル北に行ったカールスバッドに2店舗目のブリューパブをオープンし、更に2003年にはサンクレメンテに3店舗目のブリューパブをオープンさせた。サンクレメンテがオープンした2003年とその翌年に、最初の店舗であるソラナビーチがグレートアメリカン・ビアフェスティバルで”Small Brewpub of the Year”に輝いた。 2008年にはカールスバッドに近隣のボトルビール600種類以上を集めたプレミアムボトルショップをオープン。2009年のグレートアメリカン・ビアフェスティバルでPizza Port各店は驚異のメダル9個を獲得し、カールスバッドは”Large Brewpub...

ブリュワリー紹介『NOVO Brazil / ノボブラジル』

NOVO Brazil Brewing Company / ノボブラジル ブリューイング 創業:2015年 拠点:カリフォルニア州 サンディエゴ ノボブラジルの物語はアメリカではなく、南米ブラジルから始まる。 ブラジル南東部にあるベロオリゾンテ(Belo Horizonte)。 創業者ミゲルはビール好きが転じてホームブリュワーとなり、ビール作りに励んでいた。 それを見ていて興味を持った息子のティアゴとホセも加わり、先見の明を持った彼らは、まだクラフトビール黎明期のブラジルに旋風を巻き起こした。 その後もその勢いにおごることなく熱心な研究と努力を続け、南アメリカでもトップクラスのブリュワリーに成長。 そして次のチャレンジの場を、クラフトビール界の世界的な中心地ともいえるサンディエゴに決め「NOVO Brazil」としてアメリカへ進出した。 彼らが目指すのは、すべてにおいて高品質なビールを、本場アメリカでつくること。 もちろんブラジル心、"ALEGRIA(喜び)"を誇りに、最高のビールを届けることである。 本拠地は、サンディエゴ郡で2番目に大きな都市チュラビスタ。 醸造施設には25バレル醸造システムと20基の発酵槽がある。 また、1秒に1缶製造できる遠心分離機と最新の缶詰設備を備えている。 そして、樽熟成設備の横には一般に公開しているタップルームがあり、常時15タップを提供する。 ものづくりへの探求心と、発酵の技術を組み合わせたさらなる試みとして、ノボブラジルは2016年にノバ・イージー・コンブチャ(NOVA Easy Kombucha)を立ち上げた。 より健康的でナチュラル、そして楽しいアルコール飲料がコンセプトでつくられたコンブチャのブランドである。 こちらにもしっかりブラジルのテイストが感じられ、遊びゴコロ満載なノボブラジルらしいシリーズ展開となっている。 「喜びのつまった商品」の提供をミッションに掲げ、ノボブラジルは、高品質の原材料とブラジルにインスパイアされた他にはないレシピで、常に飲みやすいビールやコンブチャを生産している。...

ブリュワリー紹介『NOVO Brazil / ノボブラジル』

NOVO Brazil Brewing Company / ノボブラジル ブリューイング 創業:2015年 拠点:カリフォルニア州 サンディエゴ ノボブラジルの物語はアメリカではなく、南米ブラジルから始まる。 ブラジル南東部にあるベロオリゾンテ(Belo Horizonte)。 創業者ミゲルはビール好きが転じてホームブリュワーとなり、ビール作りに励んでいた。 それを見ていて興味を持った息子のティアゴとホセも加わり、先見の明を持った彼らは、まだクラフトビール黎明期のブラジルに旋風を巻き起こした。 その後もその勢いにおごることなく熱心な研究と努力を続け、南アメリカでもトップクラスのブリュワリーに成長。 そして次のチャレンジの場を、クラフトビール界の世界的な中心地ともいえるサンディエゴに決め「NOVO Brazil」としてアメリカへ進出した。 彼らが目指すのは、すべてにおいて高品質なビールを、本場アメリカでつくること。 もちろんブラジル心、"ALEGRIA(喜び)"を誇りに、最高のビールを届けることである。 本拠地は、サンディエゴ郡で2番目に大きな都市チュラビスタ。 醸造施設には25バレル醸造システムと20基の発酵槽がある。 また、1秒に1缶製造できる遠心分離機と最新の缶詰設備を備えている。 そして、樽熟成設備の横には一般に公開しているタップルームがあり、常時15タップを提供する。 ものづくりへの探求心と、発酵の技術を組み合わせたさらなる試みとして、ノボブラジルは2016年にノバ・イージー・コンブチャ(NOVA Easy Kombucha)を立ち上げた。 より健康的でナチュラル、そして楽しいアルコール飲料がコンセプトでつくられたコンブチャのブランドである。 こちらにもしっかりブラジルのテイストが感じられ、遊びゴコロ満載なノボブラジルらしいシリーズ展開となっている。 「喜びのつまった商品」の提供をミッションに掲げ、ノボブラジルは、高品質の原材料とブラジルにインスパイアされた他にはないレシピで、常に飲みやすいビールやコンブチャを生産している。...

ブリュワリー紹介『Karl Strauss / カールストラウス』

Karl Strauss Brewing Company / カールストラウス ブリューイング 創業:1989年 拠点:カリフォルニア州 サンディエゴ 禁酒法後、サンディエゴに興った初めてのクラフトブリュワリーがカールストラウスだった。 「クラフトビール」の概念がまだ無かった1989年の創業当時から、サンディエゴビールシーンのゴッドファーザーとして君臨し続ける大家。 1990年代以降サンディエゴはより多くのブリュワリーの本拠地となったが、ビール熱狂家やブリュワーの多くがまずカールストラウスでビールを学んだのである。 ブリュワリー名の「カール・ストラウス」とは実在した人物の名前で、創業時から2006年までの間マスターブリュワーとしてブリュワリーを支えた人物だ。 カールは1912年にドイツにて生誕。 彼の父が所有していたブリュワリーの施設内で生まれたカールは、幼い頃からビール樽やホップ、モルトに囲まれた環境にいた。 生まれながらに生粋の「ビール人」だったのだ。 大学でモルティング・ブリューイングについて学んだ彼は、1939年に渡米しミルウォーキーのPabst Brewing Companyでキャリアをスタート。 その後、1983年の退職まで、44年間に渡って同ブリュワリーに貢献し続けたのだった。 退職後もコンサルタントとしてビール業界の発展に尽力していたカール。 そんな彼のもとに、いとこのクリス・クラマー(Chris Cramer)とマット・ラットナー(Matt Rattner)がやってきて、「マイクロブリュワリーを始めたいんだ」と相談を持ちかけた。 カールは素晴らしいアイディアだといって、設備のデザイン・ブリュワーの訓練やビールレシピの考案など熱心に手助けをしてくれたのである。 さらにブリュワリーに自分の名前を貸し出してくれ、ブリュワリーの顔となった。 没年の2006年まで働き続けた彼の情熱はブリュワリーの人々を、ひいてはサンディエゴビールシーンに関わる多くの人々を鼓舞した。 そして、彼の精神は今なおブリュワリーに生き続けるのである。 地元に深く根差したブリュワリー「カールストラウス」。...

ブリュワリー紹介『Karl Strauss / カールストラウス』

Karl Strauss Brewing Company / カールストラウス ブリューイング 創業:1989年 拠点:カリフォルニア州 サンディエゴ 禁酒法後、サンディエゴに興った初めてのクラフトブリュワリーがカールストラウスだった。 「クラフトビール」の概念がまだ無かった1989年の創業当時から、サンディエゴビールシーンのゴッドファーザーとして君臨し続ける大家。 1990年代以降サンディエゴはより多くのブリュワリーの本拠地となったが、ビール熱狂家やブリュワーの多くがまずカールストラウスでビールを学んだのである。 ブリュワリー名の「カール・ストラウス」とは実在した人物の名前で、創業時から2006年までの間マスターブリュワーとしてブリュワリーを支えた人物だ。 カールは1912年にドイツにて生誕。 彼の父が所有していたブリュワリーの施設内で生まれたカールは、幼い頃からビール樽やホップ、モルトに囲まれた環境にいた。 生まれながらに生粋の「ビール人」だったのだ。 大学でモルティング・ブリューイングについて学んだ彼は、1939年に渡米しミルウォーキーのPabst Brewing Companyでキャリアをスタート。 その後、1983年の退職まで、44年間に渡って同ブリュワリーに貢献し続けたのだった。 退職後もコンサルタントとしてビール業界の発展に尽力していたカール。 そんな彼のもとに、いとこのクリス・クラマー(Chris Cramer)とマット・ラットナー(Matt Rattner)がやってきて、「マイクロブリュワリーを始めたいんだ」と相談を持ちかけた。 カールは素晴らしいアイディアだといって、設備のデザイン・ブリュワーの訓練やビールレシピの考案など熱心に手助けをしてくれたのである。 さらにブリュワリーに自分の名前を貸し出してくれ、ブリュワリーの顔となった。 没年の2006年まで働き続けた彼の情熱はブリュワリーの人々を、ひいてはサンディエゴビールシーンに関わる多くの人々を鼓舞した。 そして、彼の精神は今なおブリュワリーに生き続けるのである。 地元に深く根差したブリュワリー「カールストラウス」。...

ブリュワリー紹介『Green Flash / グリーンフラッシュ』

Green Flash Brewing Company / グリーンフラッシュ ブリューイングカンパニー 創業:2002年 拠点:カリフォルニア州 サンディエゴ アメリカ西海岸カリフォルニア州サンディエゴのダウンタウン、ミラ・メサにあるブリュワリー。 創業者のマイク・ヒンクリー(Mike Hinkley)と妻のリサ(Lisa)が2002年に設立。 同じ様なクラフトビール愛を持つ人々が集まり、情熱を持ってグリーンフラッシュのカルチャーとブランドを育んでいる。 ちなみに名称のグリーンフラッシュとは太陽が沈む直前、または昇った直後に、緑色の光が一瞬輝いたようにまたたく、非常に稀な現象のこと。 緑閃光とも呼ばれ、ハワイやグアムではグリーンフラッシュを見た者が幸せになるという言い伝えがある。 グリーンフラッシュの人気をアメリカ中に広めた決定的な要因が"West Coast IPA"の販売だ。 2004年に発売されたこのIPAは強烈な苦みと鮮烈なグレープフルーツアロマを持ち、ビール飲みの味覚を変えたとまで言われる。 「アメリカ西海岸=IPA」の図式を決定付けたビールで、これを飲まずしてIPAを語ることなかれ、という商品だ。 カリフォルニア・サンディエゴにある多くのブリュワリーではホップ使用量が通常の量販ビールの数倍から数十倍と言われているが、グリーンフラッシュのホップ使用量も他のブリュワリーに負けず劣らず凄まじいということは、看板商品のWest Coast IPAを飲めば納得してもらえるだろう。 2014年末、グリーンフラッシュは同じくサンディエゴの地元に密着した小さなブリュワリー「アルパイン」と友好的パートナーシップを締結。 アルパインのビールをグリーンフラッシュの設備で醸造し、アメリカ全土、ひいては日本での販売が可能となった。 アルパインとの協業について、マイクは「強者が弱者を打ち負かしたという話ではない。このパートナーシップを例えるならば、裏庭のバーベキューだ。AlpineがポテトやDuetを持ってきて、我々がチキンやWest Coast IPAを持ち寄るようなものだ」と主張した。 大手ビールメーカーによるクラフトブリュワリーの買収劇が目立つようになってきた近年において、「クラフト」の精神を守り続ける姿勢を見せつけたのである。...

ブリュワリー紹介『Green Flash / グリーンフラッシュ』

Green Flash Brewing Company / グリーンフラッシュ ブリューイングカンパニー 創業:2002年 拠点:カリフォルニア州 サンディエゴ アメリカ西海岸カリフォルニア州サンディエゴのダウンタウン、ミラ・メサにあるブリュワリー。 創業者のマイク・ヒンクリー(Mike Hinkley)と妻のリサ(Lisa)が2002年に設立。 同じ様なクラフトビール愛を持つ人々が集まり、情熱を持ってグリーンフラッシュのカルチャーとブランドを育んでいる。 ちなみに名称のグリーンフラッシュとは太陽が沈む直前、または昇った直後に、緑色の光が一瞬輝いたようにまたたく、非常に稀な現象のこと。 緑閃光とも呼ばれ、ハワイやグアムではグリーンフラッシュを見た者が幸せになるという言い伝えがある。 グリーンフラッシュの人気をアメリカ中に広めた決定的な要因が"West Coast IPA"の販売だ。 2004年に発売されたこのIPAは強烈な苦みと鮮烈なグレープフルーツアロマを持ち、ビール飲みの味覚を変えたとまで言われる。 「アメリカ西海岸=IPA」の図式を決定付けたビールで、これを飲まずしてIPAを語ることなかれ、という商品だ。 カリフォルニア・サンディエゴにある多くのブリュワリーではホップ使用量が通常の量販ビールの数倍から数十倍と言われているが、グリーンフラッシュのホップ使用量も他のブリュワリーに負けず劣らず凄まじいということは、看板商品のWest Coast IPAを飲めば納得してもらえるだろう。 2014年末、グリーンフラッシュは同じくサンディエゴの地元に密着した小さなブリュワリー「アルパイン」と友好的パートナーシップを締結。 アルパインのビールをグリーンフラッシュの設備で醸造し、アメリカ全土、ひいては日本での販売が可能となった。 アルパインとの協業について、マイクは「強者が弱者を打ち負かしたという話ではない。このパートナーシップを例えるならば、裏庭のバーベキューだ。AlpineがポテトやDuetを持ってきて、我々がチキンやWest Coast IPAを持ち寄るようなものだ」と主張した。 大手ビールメーカーによるクラフトブリュワリーの買収劇が目立つようになってきた近年において、「クラフト」の精神を守り続ける姿勢を見せつけたのである。...

ブリュワリー紹介『Alpine / アルパイン』

Alpine Beer Company / アルパイン ビール カンパニー 創業:1999年 拠点:カリフォルニア州 アルパイン カリフォルニア州サンディエゴにアルパイン(Alpine)という土地がある。 ダウンタウンから車で30分ほど内陸に入ったこのエリアは、カヤマカ山脈の麓に佇むのどかな場所だ。 アルパイン東部はクリーブランド国立森林公園にも近く、森林や乾燥地帯などサンディエゴの豊かな自然へと踏み込むゲートウェイとして知られている。 そして、このエリアの大通りのそばに佇んでいるのがアルパイン ビールカンパニーだ。 1999年にエールスミス ブリューイングの契約醸造という形でビール造りを開始し、2002年より現在の住所にブリュワリーを構えている。 自らを"The Home of Pure Hoppiness"と謳っている通り、ホップの味わいが前面に出たビールを幾つも生み出しており、いずれもアメリカ国内で高い評価を受けている。 その人気は地元に留まらずアメリカ国内の多くのホップヘッズが追い求めるブリュワリーだ。 創業者はパット・マキルヘニー(Pat McIlhenney)。 アルパインの歴史は彼の熱意と行動によって形作られてきたといっても過言ではない。 もともとビール業界に飛び込む前は、そして飛び込んでから少しの間も、パットは消防士として30年以上働いていた。 そんな彼がビールに関わるようになったのはホームブリューイングがきっかけであった。 それまではビールにまったく興味が湧かず、なぜ人々はわざわざこんなものを飲むのだろうかと考えていたのだが、ヨーロッパ産の輸入ビールに出会って考えが変わったという。 それまで経験したことが無いような衝撃的な味わいにすっかり虜になってしまったのである。...

ブリュワリー紹介『Alpine / アルパイン』

Alpine Beer Company / アルパイン ビール カンパニー 創業:1999年 拠点:カリフォルニア州 アルパイン カリフォルニア州サンディエゴにアルパイン(Alpine)という土地がある。 ダウンタウンから車で30分ほど内陸に入ったこのエリアは、カヤマカ山脈の麓に佇むのどかな場所だ。 アルパイン東部はクリーブランド国立森林公園にも近く、森林や乾燥地帯などサンディエゴの豊かな自然へと踏み込むゲートウェイとして知られている。 そして、このエリアの大通りのそばに佇んでいるのがアルパイン ビールカンパニーだ。 1999年にエールスミス ブリューイングの契約醸造という形でビール造りを開始し、2002年より現在の住所にブリュワリーを構えている。 自らを"The Home of Pure Hoppiness"と謳っている通り、ホップの味わいが前面に出たビールを幾つも生み出しており、いずれもアメリカ国内で高い評価を受けている。 その人気は地元に留まらずアメリカ国内の多くのホップヘッズが追い求めるブリュワリーだ。 創業者はパット・マキルヘニー(Pat McIlhenney)。 アルパインの歴史は彼の熱意と行動によって形作られてきたといっても過言ではない。 もともとビール業界に飛び込む前は、そして飛び込んでから少しの間も、パットは消防士として30年以上働いていた。 そんな彼がビールに関わるようになったのはホームブリューイングがきっかけであった。 それまではビールにまったく興味が湧かず、なぜ人々はわざわざこんなものを飲むのだろうかと考えていたのだが、ヨーロッパ産の輸入ビールに出会って考えが変わったという。 それまで経験したことが無いような衝撃的な味わいにすっかり虜になってしまったのである。...

ブリュワリー紹介『Harland / ハーランド』

Harland Brewing / ハーランド ブリューイング 創業:2018年 拠点:カリフォルニア州 サンディエゴ おしゃれな飲食店やショップ、自然豊かなミラマー湖があるサンディエゴ・ミラマー。 そのミラマー湖からほど近いビジネスパークに、ファッショナブルでクールなブリュワリーが2018年に誕生しました。 創業者はセントアーチャー ブリューイング(Saint Archer Brewing)を立ち上げたジョシュ・ランダン。 2013年にスタートしたセントアーチャーは、各界のセレブリティーがそのクールな魅力に惹きつけられ急成長を遂げましたが、わずか2年でミラークアーズに売却されました。 自身もいったんはビール業界から退きましたが、セントアーチャーの前の副社長ジェフ・ハンソン、前のマーケットマネージャーのアンソニー・レパスとともに、オコティロホールディングス(Ocotillo Holdings)を創業し、その傘下に現在は3つの事業を展開しています。 そのひとつがハーランドで、その他にクラフトビールとワインの卸売会社スカウトディストリビューション(Scout Distribution)とワインメーカーのクラクストンセラーズ(Claxton Cellars)があります。 彼らはブルーカラーをターゲットとし、ブランドコンセプトとして"A Labor of Beer"と掲げています。 「セントアーチャーの時は会社を大きくするのが早すぎた。だから今回は地元意識を大切に、サンディエゴを誇りに、インディペンデント、クラフト精神を大切にしてゆっくり成長させたい」 ローカルに愛されるブリュワリーを目指し、2019年10月にサンディエゴのカーメルバレーに新設されたモールにテイスティングルームをオープンしました。 ナガノトレーディングは以前セントアーチャーの輸入代理店であったため、ミラークアーズへの売却後もジョシュやジェフと交流を続け、ハーランドともパートナーとなりました。 米国内でもなかなか流通しないハーランドのビールを是非お楽しみください。 タップルーム Scripps...

ブリュワリー紹介『Harland / ハーランド』

Harland Brewing / ハーランド ブリューイング 創業:2018年 拠点:カリフォルニア州 サンディエゴ おしゃれな飲食店やショップ、自然豊かなミラマー湖があるサンディエゴ・ミラマー。 そのミラマー湖からほど近いビジネスパークに、ファッショナブルでクールなブリュワリーが2018年に誕生しました。 創業者はセントアーチャー ブリューイング(Saint Archer Brewing)を立ち上げたジョシュ・ランダン。 2013年にスタートしたセントアーチャーは、各界のセレブリティーがそのクールな魅力に惹きつけられ急成長を遂げましたが、わずか2年でミラークアーズに売却されました。 自身もいったんはビール業界から退きましたが、セントアーチャーの前の副社長ジェフ・ハンソン、前のマーケットマネージャーのアンソニー・レパスとともに、オコティロホールディングス(Ocotillo Holdings)を創業し、その傘下に現在は3つの事業を展開しています。 そのひとつがハーランドで、その他にクラフトビールとワインの卸売会社スカウトディストリビューション(Scout Distribution)とワインメーカーのクラクストンセラーズ(Claxton Cellars)があります。 彼らはブルーカラーをターゲットとし、ブランドコンセプトとして"A Labor of Beer"と掲げています。 「セントアーチャーの時は会社を大きくするのが早すぎた。だから今回は地元意識を大切に、サンディエゴを誇りに、インディペンデント、クラフト精神を大切にしてゆっくり成長させたい」 ローカルに愛されるブリュワリーを目指し、2019年10月にサンディエゴのカーメルバレーに新設されたモールにテイスティングルームをオープンしました。 ナガノトレーディングは以前セントアーチャーの輸入代理店であったため、ミラークアーズへの売却後もジョシュやジェフと交流を続け、ハーランドともパートナーとなりました。 米国内でもなかなか流通しないハーランドのビールを是非お楽しみください。 タップルーム Scripps...