
ルート66への敬意を込めた人生を冒険のように楽しむためのクラフトビール

多様な業界の専門家たちにより創業開始
Mother Road Brewing(以下Mother Road)は、
ルート66の別名「Mother Road(母なる道)」に敬意を表し、
旅・発見・地域とのつながりを大切にしたビール造りで成長を続けるアリゾナ州のブリュワリーです。
ミッションは「個性あるビールを造り、1パイントずつコミュニティを育てること」。
Mother Roadが手掛けるクラフトビールには、
アメリカンドリームが詰まったクラシックカーや地元の風景、そして物語が息づいています。
Mother Road Brewing / マザーロードブリューイング
創業: 2011年
拠点: アリゾナ州フラッグスタッフ
創業者: マイケル・マーケス(Michael Marquess)、アリッサ・マーケス(Alissa Marquess)

人生を冒険のように楽しむ信念のもと創業を開始
Mother Roadは、アリゾナ州フラッグスタッフの歴史あるルート66沿いに位置するクラフトビール醸造所です。
2011年、マイケル&アリッサ・マーケス夫妻が
「人生を冒険のように楽しむ」という信念のもとに創業しました。
それまで不動産鑑定士とバリスタとして働いていた二人が、
自分たちの理想のライフスタイルを追い求めて、家族の支援を受けて起業。
1920年代のランドリー工場だった建物をリノベーションし、
2011年10月に初仕込みを実施、翌月にタップルームを正式オープンさせました。

コミュニティを育む個性的なビール造り
Mother Roadのミッションは、
「個性あるビールを造り、1パイントずつコミュニティを育てる」こと。
その名の通り、ルート66の別名「Mother Road(母なる道)」に敬意を表し、
旅や発見、地域とのつながりを大切にしています。
創業当初からのこだわりは、
「トレンドを追うよりも、長く愛される味」を追い求めること。
派手さはないものの、しっかりとした土台を感じる味わいが評価され、支持につながっています。
また、ラベルデザインに採用されている荒涼とした大地を走るクラシックカーや、
ルート沿いのモーテルなど、かつてのアメリカンドリームを感じさせるデザインには、どこか郷愁を誘われます。

地域住民や旅行者が集う魅力的な空間を提供
フラッグスタッフの中心地にあるタップルームは、
地域住民や旅行者が気軽に集える、あたたかく親しみやすい空間です。
ファミリーや犬連れも歓迎で、地元のフードトラックやボードゲーム、
焚き火を囲んだアウトドア席など、ビールを囲んで自然と交流が生まれる工夫がされています。
また、醸造施設は二拠点体制となっており、
オリジナルの店舗は小ロットの試験醸造や限定ビールに活用され、
大量生産・缶詰めは専用の第二拠点で行っています。

Mother Roadの代表的なクラフトビール
・Tower Station IPA
アメリカンIPAのフラッグシップ。1930年代のガソリンスタンドに着想を得たラベルが特徴的。
・Conserve & Protect Golden Ale
アリゾナ州の野生動物保護活動と連携したコラボビール。売上の一部は保護活動に寄付されています。
・Daily Driver IPA
アルコール度数を抑えつつホップの香りと飲みごたえを両立させた、日常に寄り添うIPA。
近年では、地元ブランド「CULT」との共同開発によるボタニカルビールなど、
過度な流行には流されず、地域性や物語性を重視した開発姿勢が評価されています。

ブリュワリーの成長と地域への貢献
Mother Roadは、2015年にアリゾナ州のブルワリーとして初めて州外(ニューメキシコ州)への流通を開始。
2018年には州内で4番目に大きな独立系クラフトブルワリーとして認められました。
今後は、年間生産量45,000〜60,000バレルを目指しており、
他の志を同じくする醸造所との提携やM&Aも視野に入れています。
地域貢献にも積極的で、自然保護団体との連携イベント、
自転車競技大会「バイク・オリンピック」など、
地元との関わりを大切にした活動が数多く行われています。