
未知への探求心が生み出した心を動かすビール『Hinterland Brewery』

クラシックなビールを独自の視点で再現
Hinterlandは、1995年に米国ウィスコンシン州グリーンベイで誕生したクラフトビールブランドです。
創業者は、夫婦であるビル&ミシェル・トレスラー。
彼らは地元の古いチーズ工場を改装し、
「人の心を動かすビールと料理」を目指して、ほぼ無一文からこの挑戦を始めました。
ブランド名の“Hinterland(ヒンターランド)”は、
「未開の土地」や「未知の領域」を意味し、
常識にとらわれない自由なビール造りと、
未知への探究心を象徴しています。
創業から30年が経った今もなお、ビルとミシェルは第一線に立ち続け、
時代の変化に柔軟に対応しながら新しい味・体験を探求しています。
そして「ビールは人と人をつなぐもの」という創業の想いは変わらず、
“未知への旅(Hinterland)”を歩みながら成長を続けています。
Hinterland Brewery / ヒンターランド ブリュワリー
創業: 1995年
拠点: ウィスコンシン州グリーンベイ
創業者: ビル・トレスラー(Bill Tressler)、ミシェル・トレスラー(Michelle Tressler)

創業者の哲学と情熱
ビルはもともと自宅でビールを造るホームブルワーでした。
その情熱はやがてサンフランシスコでのビール専門誌の編集や、UC Davis校の醸造学部への入学、
そしてAmerican Brewers Guildでの醸造学習へとつながり、プロフェッショナルな道を歩み始めました。
彼は、「毎日が新しい何かを創造するチャンス」と語るように、ビール造りだけでなく、
人とのつながり、食との組み合わせにも強いこだわりを持っています。

最高のペアリング体験を提供するガストロパブ
Hinterlandは創業当初から単なるブリュワリーではなく、
地元食材を活かしたファーム・トゥ・テーブル(地産地消)レストランと併設する形で運営されてきました。
創業時には新鮮な魚介を毎日空輸で仕入れ、
シェフと共に本格的な料理とビールのペアリング体験を追求していた点も、
当時としては画期的でした。
その後、工場を旧食肉加工倉庫へと移転し、
現在ではNFLグリーンベイ・パッカーズの本拠地「ランボー・フィールド」横にある
Titletown District内に大規模施設を展開しています。

持続可能な成長を支える経営基盤
Hinterlandは自社レストランに加え、ホスピタリティ・卸・委託醸造の3本柱で収益を多角化。
安定した経営基盤の構築に成功しており、米国でも持続的に成長しているクラフトブリュワリーとして知られています。
ビール工場とレストランを兼ね備えた約2,200㎡(24,000平方フィート)の空間は、
屋内約300席、屋外200席のスケールを誇ります。
年間生産量は約6,000バレル(約70万リットル)で、最大8,000バレル規模まで対応可能。
自社缶詰ラインを備え、シカゴやミシガン州北部など地域マーケットにも出荷しています。