Trademark Brewing / トレードマーク ブリューイング 


創業:2019年

場所:カリフォルニア州 ロングビーチ

創業者:スターリング・ステフェン、イラーナ・ステフェン(共同創業)

美味しいビール造りはもちろんのこと、環境への配慮を1番に考えサスティナビリティを意識した醸造に取り組む新世代ブリュワリー「Trademark Brewing 」
「Smog City」や「Beachwood」などの名店が軒を連ねるロングビーチにて2019年に創業。
ヘッドブリュワーには「Pizza Port」で10年以上にわたり腕を振るっていたヘッドブリュワー、ケイン・クリステンセンを迎え、
得意とするWest Coast IPAやPale Aleを中心にファンを獲得しています。
■プロ顔負けのホームブリュワーから夢の実現へ

Trademarkはカリフォルニア州ロングビーチで2019年に誕生したばかりの新しいブリュワリー。
創業者のステフェン夫妻は二人ともクラフトビールに強い興味を持ち、初デートの二週間後には一緒にビールを醸造していたほど。

夫のスターリングはフリーランスで写真家の仕事をしており、プライベートの時間のほとんどをホームブリューイングに費やすほどのビアギークでした。
自宅にプロ顔負けの本格的な醸造設備を整備し、10年以上もの間その腕を磨いてきました。
妻のイラーナは飲食業界やホテル業界でキャリアを積み、スタッフの教育を始め、お客様へのホスピタリティー溢れる応対が得意分野。
スターリングは自らのブリュワリーをいつかオープンさせたいという夢をイラーナに打ち明けその実現に向かって歩み始め、
ついに2019年にブリュワリーをオープンしたのでした。

■Pizza Portの元ヘッドブリュワーが得意とする実力派West Coast IPA

Trademarkのヘッドブリュワーはケイン・クリステンセン。
彼はサンディエゴの「Pizza Port」にて10年以上の醸造経験があり、そこでもヘッドブリュワーを務めた実力者です。
Pizza Portを退職後サンディエゴの他のブリュワリーでも経験を重ね、Trademarkに入社しました。
彼が得意とするスタイルは地元カリフォルニアの気候にマッチするWest Coast IPAやPale Aleなどがあります。

■「商標登録・・・Trademark・・・!」

ブリュワリーの立ち上げにあたって苦悩したのが、ブリュワリーの名前を決めることでした。
全米で9000軒以上もあるクラフトブリュワリー。どことも被らない名前を決めるため、ステフェン夫妻は周りの友人らや出資者から100以上もの候補名を募集。
一つ一つ検討を始めましたが、響きの良いクールな名前や地元の地名に由来するものはすでに使用されているか、別企業に商標登録されてしまっていました。

そこで2人が閃いたのが「商標登録」・・・Trademark・・・気になって調べてみると、その名前はまだ未使用だったのです!
■環境への配慮とホスピタリティが溢れるブリュワリー

彼らの醸造に関する一番のこだわりはサステナビリティ。スターリングとイラーナはただ美味しいビールを作るだけではなく、そのためにどれだけ環境に配慮するかが大切と力説します。
彼らは特殊なマッシュフィルターを導入するなどし、同規模の他のクラフトブリュワリーと比較して70%少ない排水と、
30%少ないエネルギーで醸造を行っています。

またブリュワリーの立地はロサンゼルスから30kmほど南のロングビーチのダウンタウンエリア。
このエリアは古くから若者文化で知られ、大規模な水族館やコンベンションセンター、ショッピングモールが数多く存在し訪問客を集めています。
Trademarkでは訪れるお客様のことを第一に考え、ブリュワリーに隣接したタップルームからはその醸造工程の大部分を見渡すことができる非常にオープンな雰囲気。
ゼネラルモーターズのキャディラック車のカーディーラーとして使われていた建物を居抜きで契約したため、
建物の道路側は大きなガラス張りで天井からは自然光が差し込む非常に開放的な空間です。