JK'S Farmhouse Ciders / ジェイケーズ ファームハウスサイダーズ
創業:2004年
創立者:Jim Koan
拠点:ミシガン州フラッシング(Flushing)
サイダーの醸造に関わる、栽培、収穫、搾汁、発酵、熟成、ボトル詰めといった、全ての工程を同じ敷地内で行い、本当の意味での「オーガニック」に強いこだわりをもつ「JK'S Farmhouse Ciders」
100年以上にもわたる長い歴史の中でも、過程や手順をほぼ変えることなくその伝統を引き継いできました。
その分時間と手間はかかりますが、本物の食材で造る本物のサイダーが生み出すJK’Sならではの風味と味わい。
飲めば分かるその価値を是非おためしいただきたサイダリーです。
ミシガン州の中心地、フラッシングには、1850年代から続く大きな果樹園があります。
もともとは "Alberts" と "Marys" という2つの別々の果樹園が存在していましたが、両家の結婚により、これらは1つの果樹園 "Almar" として統合されました。
そのAlmar果樹園の創立者のひ孫にあたるJim Koan (ジム・コーアン)により、JK’S Farmhouse Cidersは設立されました。
この果樹園で大切に育てられたオーガニックフルーツがJK’S Farmhouse Cidersのサイダーに使用されています。
創業者Jimの息子、Zach(ザック)が製造責任者として、そして娘のMonique(モニーク)がジェネラルマネージャーとして、家族でこのサイダリーを運営しています。
家族が大切にしてきたことは、伝統的な製法を可能な限り変えずに受け継いでいくこと。
例えば、木から落ちた害虫の原因となりうるリンゴは、バークシャー豚 (黒豚) を果樹園に自由に歩き回らせて食べさせたり、フルーツの成長を妨げる害となる虫に殺虫剤を使うことはせず、ほろほろ鳥の群れを果樹園に放ち食べてもらうというもの。
そうして、自然の力を借りて完全オーガニックで育てられたリンゴを収穫すると、同じ敷地内にある施設に運びリンゴの果汁を絞り出します。その果汁をゆっくりと、最長6ヶ月かけて発酵させ、手作業で各ボトルにラベルを付けて数週間熟成させサイダーを造ります。
決して効率的とは言えず、手間と時間がかかりますが、栽培、収穫、搾汁、発酵、熟成、ボトル詰め、全ての工程を同じ敷地内で行い、究極の “真のオーガニック” にこだわり続ける伝統的なサイダリーがJK’S Farmhouse Cidersなのです。
JK’S Farmhouse Ciderの看板商品 「JK’S Scrumpy」 には、「果汁」と「酵母」のたったの2つの材料しか使われていません。
その酵母もリンゴの皮についている野生酵母。人工的なものは一切使用していないサイダーです。
最初に醸造されてからその製法は変わらないため、ボトルによって味に多少の違いが生じることも。
大切に育てたリンゴがどれも全く同じでないように、サイダーの味に違いがでることも当たり前の事、と一家は考えています。
その時々の味わいもぜひ楽しんでみてください。