THANKSGIVING<サンクスギビング>特集

THANKSGIVING特集

冷たい風が吹き、セーターやマフラーが恋しくなってきましたね。
冬が近づいてくる11月、アメリカではホリデーシーズンのスタートです!
ホリデーシーズンにまず最初にやってくるのがThanksgiving。
最も大きなホリデーのひとつとして大事にされている
Thanksgiving<サンクスギビング>についてご紹介いたします。

Thanksgivingとは?

thanksgivingのイメージ

Thanksgivingは毎年11月の第4木曜日にお祝いされ、国民の祝日となっています。

Thanksgivingと言うワードからまず誰もが思い浮かべるのが、テーブルに乗りきらないほどたくさんの豪華なごちそう!
そしてそのメインとなるのがThanksgivingの代名詞とも言える丸ごと焼かれた大きなターキー。
国際ターキー同盟によると、アメリカ人の90%もの人がThanksgivingにターキーを食べているそうです。
そしてターキーの他に、スタッフィング、グレイビーソースをかけて食べるマッシュポテト、クランベリーソース、そしてデザートパイがあります(※料理については後ほど詳しく説明)。
この他にも地域や家庭によって様々な料理が振る舞われ、ビールやワインを片手に豪華な食事を楽しみます。

ボランティア活動もThanksgivingの代表的なアクティビティのひとつ。
食料を思うように手に入れることが出来ない貧困層の人々にフードを提供する光景をいたるところで目にする事ができます。

そして多くの人はソファーでのんびりしながらフットボール観戦をしたり、テレビで中継されるパレードを見たり… と言うのが現在のアメリカでの定番的なThanksgivingの過ごし方です。
しかしThanksgivingの歴史は深く、その始まりには今のアメリカ合衆国という様々な人種や部族が集まって出来上がった国の誕生に欠かせないストーリーがあります。

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歴史

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始まりと言われているのは今から約400年もの前の事なので、はっきりとした確実な記録はなく、諸説あるThanksgivingの歴史ですが、ここでは最も広く知れ渡っているお話をご紹介いたします。

1620年9月、Mayflower(メイフラワー号)と呼ばれる小さな船がイングランド南西部の軍港都市、Plymouth(プリマス)から出航しました。
約100人の乗船者(ピルグリム=巡礼者)は新世界での新しい生活を夢見る者たちがほとんどでした。
厳しい66日間の船の旅を終えて彼らが辿り着いた先はCape Cod(ケープコッド)と呼ばれるマサチューセッツ州東端の半島でした。そこで約1ヶ月過ごした後、メイフラワー号はマサチューセッツ湾をわたり、マサチューセッツ州東部の村、プリマスで生活を始めたのでした。

最初の冬、厳しい寒さをしのぐため彼らは船の中で過ごしましたが、船内では感染症が蔓延し、栄養失調から壊血病になる者や体温低下で衰弱する者が続出し、春を迎えられたのはわずか半数のみであったと言います。
春を迎えられた者たちは岸を移動し、そこで英語を話すAbenaki(アベナキ族)というネイティブアメリカンのひとりと出会います。

数日後に彼はSquanto(スクアント)という名のもうひとりのネイティブアメリカンを連れて戻りました。スクアントは弱りきっていたピルグリムたちにコーンの育て方、メープルの木からの樹液の取り方、川での魚の釣り方、そして有毒植物の見分け方を教えたのでした。
さらに彼は、ピルグリムたちがローカルの部族であったWampanoag(ワンパノアグ族)との関係を築く手助けをし、唯一のヨーロピアン開拓者とネイティブアメリカンの友好関係として50年以上も続いたのでした。

1621年11月、ピルグリムたちの最初のコーン収穫が成功。
当時の知事であったWilliam Bradford(ウィリアム・ブラッドフォード)が祝宴を開催し、多くのネイティブアメリカンたちを招待しました。この祝宴が「最初のThanksgiving」とされていて、なんと3日間も続いたそうです。
ピルグリムたちによって開催された2回目のThanksgivingは1623年。
長期にわたって続いた干ばつの影響でその年の収穫がほぼ無く、ブラッドフォード知事は人々に断食を促す事となりました。
そんな長い干ばつの終わりを祝うために行われた祝宴が第2回目のThanksgiving。
以後、数日間の断食とThanksgivingが
ニューイングランドで毎年定期的に行われるようになったのです。
そしてアメリカ独立革命の中で、大陸会議によって1年に1日はThanksgivingの日を設けることが定められ、1789年にGeorge Washington (ジョージ・ワシントン)がアメリカ合衆国として最初のThanksgivingの宣言を発行しました。

徐々にThanksgivingの習慣がアメリカ全土に広まっていったものの、まだ州によってThanksgivingの日がバラバラであった1827年、有名な雑誌編集者であり小説家、そして童謡「メリーさんのひつじ」の作詞者として知られているSarah Josepha Hale (サラ・ジョセファ・ヘイル)がThanksgivingを国民の祝日として定めるためのキャンペーン運動をスタートさせました。
なんと彼女は36年もの間、多くの論説を書き、数え切れないほどの手紙を議員や政治家、そして大統領に送り続け、いつしか「Mother of Thanksgiving (Thanksgivingの母)」というニックネームが付いたのでした。

1863年にようやく当時の大統領であったAbraham Lincoln(エイブラハム・リンカーン)の気にとまり、彼は南北戦争真っ只中であったアメリカの国民に、「この悲しむべき争いの中で未亡人、孤児、悲しみにくれる人や痛みに苦しむ人への神の愛護を称賛してほしい」と提唱し、Thanksgivingを11月の最後の木曜日に定めました。
一度、1939年にアメリカの大恐慌の中で「小売の売り上げに拍車をかけるために」とThanksgivingが11月の第3木曜日へと移されましたが、多くの反対意見があったためにThanksgivingは11月の第4木曜日で最終決定され、今でも11月の第4木曜日がThanksgivingとして祝日となっています。

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現代のThanksgiving

こんな深い歴史のあるThanksgivingですが、最初に書いたように、現代では豪華な食事を家族や友人と囲み楽しむのがメインの祝日となっています。
もちろんそのルーツは400年前の収穫を祝い、ピルグリムとネイティブインディアンたちが収穫した食材を調理したところにありますが、当時無かった料理も現代ではThanksgivingの定番料理となっているものが多くあります。
現代のThanksgivingの定番料理とはどんなものなのか、気になる内容をご紹介いたします!

ターキー

ターキー
1番のメインは大きなターキーの丸焼き!
家庭によってローストにしたり、ベイクしたり、ディープフライにしたり、調理法は様々です。
最もシンプルな調理法としては、ターキーのレバーなどを取り除きお腹の中を空洞にし、その中に香りの強い野菜(玉ねぎ、マッシュルーム、にんじん、セロリ)など、お好みの材料を詰めて、ターキーを塩胡椒でシンプルに味付けして焼くだけ!
お腹に詰めた野菜はお皿に別盛りにして
キャセロールとして一品にしてしまう事も少なくはありません。

スタッフィング

スタッフィング
ターキーのお腹に詰めた野菜を別盛りにしてキャセロールにする、と説明しましたが、実はこれがスタッフィングと呼ばれる一品になります。
野菜だけではなく、ここにコーンブレッドを加えて作る家庭がほとんどです。
また、ターキーのお腹に詰めて作るのではなく、最初から別料理としてオーブンで作ってしまう事も多いようで、玉ねぎやセロリといった野菜、コーンブレッド、そしてセージやタイムなどのハーブをミックスして焼いたものをスタッフィング、またはドレッシングと呼びます。
呼び方の違いとしては、ターキーのお腹の中に詰めて作ったものをスタッフィング、ターキーに詰めずに別で作ったものをドレッシングと呼ぶそうです。

ハム

ハム
ハムも多くの家庭でThanksgivingフードとして並びます。
ただのシンプルなハムではなく、メープルシロップ、ブラウンシュガー、アップルジュース、マスタードなどを混ぜ合わせた甘いソースをかけてじっくりと焼く、メープル&ブラウンシュガーグレーズハムが人気です!

ポテト

ポテト
ポテトの最も定番の調理法はマッシュポテト。
クリーミーに仕上げたマッシュポテトの真ん中に丸いくぼみを作って、
そこにターキーの肉汁から作ったグレイビーソースをたっぷりかけて食べるのが定番!
マッシュポテトの他にもサツマイモやヤム(オレンジ色のサツマイモ)の上にマシュマロをのせてベイクしたものも大人気です。

クランベリーソース

クランベリーソース
甘酸っぱいクランベリーソースはターキーにかけて食べるのはもちろん、ハムや野菜にかけて食べるのもGood!
フレッシュなクランベリーを砂糖と水で煮てジャムのように甘いソースに仕上げ、そこにシトラスフルーツを少し加えてさっぱりとした味わいを出すレシピが多いようです。

野菜

野菜
元々が秋の収穫を祝う行事であったため、もちろん野菜はThanksgivingに欠かせない存在です。
Thanksgivingが始まった当初テーブルに並んでいた野菜と全く同じではありませんが、現代のThanksgivingでよく作られる野菜料理はパルメジャンチーズをかけてローストした芽キャベツ、ハーブやガーリックでシンプルに味付けされたサヤインゲン、ほうれん草のクリームグラタン、ローズマリーやセージなどで香りをつけてベイクしたカリフラワーなどがあります。
また、このように焼いて作る野菜料理の他に、リンゴやイチジクなどのフルーツとブルーチーズをミックスしたサラダなども定番です。

パン

パン
日本ではこんなにたくさんの料理が並ぶとご飯を片手に食べる事になりそうですが、アメリカでの定番はパンです。
ロールと呼ばれるちぎりパンのようなものが多く、どんな料理とも合うシンプルな味わいのパンです。
お皿いっぱいにお肉やポテト、野菜の料理を盛り、パンを片手にごちそうを頬張るのがThanksgivingです!

デザートパイ

デザートパイ
そして誰もが楽しみにしているのがデザートパイ!
秋の味わいたっぷりのパンプキンパイやアップルパイが大人気、そしてピーカンパイやブルーベリーパイなども定番です。
パンプキンパイと言うと、カボチャプリンやカボチャタルトのような
あま〜いものを想像するでしょう。
アメリカのパンプキンパイはもちろん甘い味わいもありますが、シナモンやナツメグ、クローブなどのスパイスが効いています。
そして出来たての温かいパイにバニラアイスクリームやホイップクリームをたっぷりつけて食べるのが最高!

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読んでいるだけでもお腹が空いてくるような豪華料理がたくさん並ぶThanksgiving。
もちろん料理がメインですが、忘れてはいけないのが料理をさらに美味しく楽しめる、それぞれに合うビール!

Thanksgivingは1年の中でも最も大きな祝日のひとつであるため、昼間から食べて飲んでリラックスするのが鉄則!
ここではアンテナアメリカがオススメする、Thanksgivingの定番料理に合うビールをご紹介いたします。

Thanksgivingはそれぞれの地域や家庭によってお祝いの仕方や料理が違ってくるもの… と言う事で、ただ合うビールを紹介するのではなく、
それぞれのライフスタイルに合わせてご紹介しちゃいます!
「今年のThanksgivingはカントリースタイル!」のように、毎年テーマを決めてお祝いするのも楽しいので、ぜひ日本でもThanksgivingを美味しいビールで満喫してみてください!

Antenna AmericaがおすすめするThanksgiving Food × Craft Beer

ターキー

おすすめスタイル

American Pale Ale / Amber Ale

おすすめビール

ハム

おすすめスタイル

Pilsner / Lager

おすすめビール

マッシュポテト&グレイビーソース

おすすめスタイル

Pale Ale

おすすめビール

クランベリーソース

おすすめスタイル

Belgian-Style / Sour Ale

おすすめビール

スタッフィング

おすすめスタイル

Brown Ale / Dark

おすすめビール

デザートパイ

おすすめスタイル

Coffee Stout / Milk Stout

おすすめビール

番外編 - デザートビールとして

おすすめビール

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