アメリカのホリデーシーズン

アメリカのホリデーシーズン

今年もいよいよ残りわずか。街はすっかりクリスマスモードですね。
お店では「Merry Christmas!」と書かれた看板の下にクリスマスグッズの販売コーナーが特設されたり、店内で流れている曲がクリスマスソングになったり…クリスマスはすべてが特別仕様。
恋人や子供達に喜んでもらえそうなクリスマスプレゼントを探すのも楽しいひとときですよね。
でも、日本のクリスマスとアメリカのホリデーシーズンはちょっと雰囲気が違います。
そこで、今回はアメリカでのホリデーシーズンについてご紹介いたします!

ホリデーシーズンっていつ?

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日本でいう「年末年始のお休みシーズン」というニュアンスだと12月中旬に学校が冬休みに入る頃、クリスマスのあたりからお正月三が日くらいまでをイメージしますが、アメリカのホリデーシーズンは11月末のThanksgivingからスタート!
そうなんです!すでにアメリカではホリデーシーズンは始まっています!
※Thanksgiving特集ページはコチラ

ホリデーシーズンの幕開けはThanksgiving(サンクスギビング)とBlack Friday(ブラックフライデー)。
11月第4木曜日のThanksgivingでは、家族や友人が集まり、豪華なフードやデザートで1日中ゆっくり楽しみます。
そして、その翌日の11月第4金曜日がBlack Friday。
Black Fridayとは、一言で表現すると、1年を通して最も商品の価格が安くなる超ビッグセールの日です!
あまりにも多くの人が大量購入するため、「赤字で悩んでいるお店もこの日は絶対に黒字になる、と言う理由からBlack Fridayと呼ばれている」と言う説もあるほど。
この日にホリデーギフト (クリスマスプレゼント) のショッピングを完了させる人も多いです。
大型ショッピングモールや家電量販店で普段は手が出ないような高額な商品や、巨大なテレビなどをカートからはみ出しながらショッピングする姿は、毎年恒例の話題にもなるほどBlack Fridayの日はお店もお客さんもエキサイト!
時報にあわせた深夜0時や、日の出前の早朝4時から開店するお店もあり、特売価格目当てにThanksgivingディナーを食べたらすぐにお店へ向かい、オープンを待つ列に並びます。 まさに、初日の出を見て、福袋をゲットするために開店前のお店に並ぶ、日本のお正月と似ていますね。
Thanksgiving・Black Fridayから始まるホリデーシーズンは、さらに勢いをつけてクリスマスからニューイヤーまで盛り上がります。

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アメリカのクリスマスと日本のクリスマス

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クリスマスと聞いて多くの人が想像するのは、KFCのクリスマスバーレル、真っ白なクリームにイチゴが乗ったクリスマスケーキ、恋人と見に行くイルミネーション、プレゼント交換… などではないでしょうか?
これらのクリスマスのイメージは実は日本特有のものなのです。
では、アメリカのクリスマスでは何が定番なのか、日本の文化と比べながらご紹介していきます。

宗教

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アメリカでは「メリークリスマス」の代わりに「Happy Holidays」とか「Season’s Greetings」を使います。
これは様々な文化や宗教が絡み合う人種のるつぼであるアメリカならでは。
せっかくのシーズンをみんなで楽しめるように、特定の宗教に偏らないように、という個を尊重する文化からなのかもしれませんね。
というのも、クリスマスとはイエス・キリストの誕生日を祝うキリスト教徒として重要な日であり、アメリカ連邦政府の定めた宗教に基づいた祝日です。
アメリカではキリスト教徒が非常に多く、国教とされている証ではありますが、同時に、多宗教の様々な文化が入り混じる国でもあるので、クリスマスをお祝いしない人もいます。
例えば、ユダヤ教のHanukkah(ハヌカ)。
ハヌカは古代ギリシャとの戦いにユダヤ人が勝利したことを起源とする行事なので、元々はお祝いという要素は弱いのですが、子供たちは大きなクリスマスプレゼントや華やかなクリスマスツリーに憧れるようになり、赤と緑と白のクリスマスの代わりに、ハヌカでは青と白と銀を使って盛り上がるようになりました。
宗教の隔たりを超えた「ホリデーシーズン」は、国の文化として、ほとんどのアメリカ人が楽しんでいるのが伺えます。

サンタクロース

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クリスマスに絶対欠かせない存在、サンタクロース。 日本では、赤鼻のトナカイがひくソリに乗ってプレゼントを届けてくれる人であり、その歴史を気にしたことがある人はほとんどいないでしょう。
アメリカでも同じなのですが、実はサンタクロースの元となっているのはキリスト教の司教であったSt. Nicholas (セイント ニコラス) と言われています。 St. Nicholasは非常にお金持ちで、とても心優しい人でした。 ある日彼は、父と3人娘の貧困な家族の存在を知ります。
当時、男女が結婚する際にお嫁さんが相手にお金や高価な品を渡すという決まりがありましたが、その家族は貧困であったため、娘たちを嫁に出すことが出来ずにいました。
お金持ちで心優しいSt. Nicholasは誰も見ていない夜中に、お金の入った袋を貧困な家族の家にそっと投げ入れたのでした。
そのお金の袋は、暖炉脇に干してあった靴下の中にたまたま入り、それを見つけた貧困な家族の父は娘を無事に嫁に出すことが出来たのです。
St. Nicholasは残る2人の娘のためにも同じことを繰り返したのですが、3人目の娘の時に父に見つかり、それから「匿名のギフトはSt. Nicholasからである」という話が広まったのでした。
この物語が基となり、赤い服を着たふくよかなサンタクロースを描いた絵本が出たり、コカコーラがサンタクロースを登場させたCMを作ったり、サンタクロースの存在が、世界中で有名になっていったのです。

プレゼント

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そしてサンタクロースといえばプレゼント。サンタクロースにお手紙を書いては「いい子にしていないとプレゼントはもらえない!」と一年で一番「いい子」が増えますね。
日本では、サンタクロースからのプレゼントは朝起きたらベッドの足元や部屋の入り口など、そっと置かれます。
アメリカでは、両親や親戚、友人からのプレゼントは子供達宛てだけでなく、パパ・ママ宛て、ペット宛てのものまですべて、クリスマスまでは開封することなくクリスマスツリーの下に並べられ、クリスマス・イブにサンタクロースからのプレゼントが最後に揃い、クリスマス当日を迎えます。
子供達は、12月25日の朝、いつもは起こされてもなかなか起きない子供もパジャマのまま飛び起きて、顔を洗う前にまずはクリスマスツリーの下に山積みにされたプレゼントの包みをひたすら開けるのが定番! もちろん、アメリカでは包装紙をビリビリと破きます!!
ちなみに、アメリカでは多くの家庭が本物の木をクリスマスツリーとして家に飾ります。
毎年ホリデーシーズンになるとクリスマスツリーファームやお店に行き、好きな形や大きさのモミの木を選んで車の屋根に積んで家に持ち帰り、家族皆でライトやオーナメントを飾って仕上げます。

家族

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ツリーの飾り付けだけでなく、家族行事のたくさんあるのがアメリカのクリスマス。
日本のクリスマスは、カップルで過ごすロマンチックなイメージが強いですが、アメリカのクリスマスは家族がメイン。 恒例行事として記念の家族写真を撮ることも多いです。
ホリデーシーズンにショッピングモールなどに現れるサンタクロースを囲んで家族写真を撮ったり、ビーチや湖畔など景色の良いところで家族全員同じ色の洋服で揃えて写真を撮ったり。
この家族写真をポストカードにして友人や遠く離れた親戚などにホリデーカードやクリスマスカードとして送ります。
日本の年賀状のような感じですね。
その他にも、遠く離れた家族や親戚も全員集まってクリスマスディナーを楽しんだり、お揃いのパジャマを着てクリスマス映画を皆で見たり… 家族の時間を楽しむのが、アメリカのクリスマスなのです。

子供

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アメリカのクリスマスは子供を喜ばせるものも盛りだくさん!
クリスマスの声が聞こえ出す12月になるとアメリカの子供達の家にはそれぞれのエルフがやってきます。 エルフとは、サンタクロースのお手伝いをしている小人のような妖精。
サンタクロースからの使者として、子供たちが良い子に過ごしているかを確認するために「サンタクロースから子供達への手紙」と共に家にやって来るのです。
エルフは、子供たちが寝ている間にサンタクロースに子供たちの様子を報告し、夜が明ける前に子供の家に戻って来て、前日と違う場所に座り、また子供の様子を見るのです。
サンタクロースからの手紙には、「エルフは子供達が起きている昼間は絶対に動かないけれど、いい子にしているか、いつも見ているよ!」「エルフは絶対に触ってはダメ。もし触ってしまったらその途端にエルフは魔法が解け、ただの人形になってしまってサンタクロースの元には帰れなくなってしまうよ」と書かれているので、子供達は毎朝エルフがどこにいるかを探して、エルフの視線を気にしながらクリスマスの日まで毎日いい子に過ごすのです。
クリスマスの前日には、夜中にプレゼントを届けてくれるサンタクロースのために、子供たちはクッキーを焼いて、牛乳と一緒にテーブルに用意します。
トナカイのために生のニンジンやセロリも一緒に置く子もいます。
朝起きて、クッキーが半分かじった状態で残っていたり、コップに入った牛乳が半分に減っていたりすると、サンタクロースが来て食べてくれた!と子供たちは大喜び!
暖炉からクッキーの置いてあるテーブルまで泥のついた大きな足跡を見つけてお友達に自慢する子供もいるようですよ!

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ホリデーシーズン定番フード

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サンタクロースのために親子でクッキーを焼くのは代表的なシーンの一つですが、クッキー以外にもホリデーシーズン定番のフードはたくさんあります。
「クリスマス・イブに食べるのはフライドチキン」というイメージは日本人ならでは!ということをご存知ですか?
これは、大手ファストフードの日本でのマーケティングなので、アメリカ人にはない慣習です。
しかも、アメリカでは「クリスマス・イブ」は「クリスマス」ではない「普通の日」なので、あくまでも25日の「クリスマス」の日にクリスマスディナーを囲みます。
そんなクリスマスの日のテーブルに並ぶのは、ローストチキンやハム、そのほか、州や地域や移民時代の祖先によって代々引き継がれる家族オリジナルの料理など。
ふんわりしたスポンジに滑らかなホイップクリームと真っ赤なイチゴが乗る「クリスマスケーキ」は子供達が楽しみにしているクリスマスの大きな要素ですが、こちらも実は日本の文化です。(そもそもアメリカのケーキは「フロスティング」と呼ばれるずっしりしたクリームでスポンジも粗め。そのため、「キメ細やかで甘さ控えめな日本スタイルのケーキ」は人気があります!)
アメリカの子供達が楽しみしているクリスマスのお菓子の定番は、クッキーやジンジャーブレッド。
ホリデーシーズンに入るとスーパーには「ジンジャーブレッドハウス」のキットが店頭に並びます。
子供達は、クッキーやジンジャーブレッドを家の形に組み立て、窓枠や屋根の部分をホイップクリームで装飾し、クリスマスの日まで飾ると、もちろんそのあとは食べます!
アメリカでホリデーシーズンを感じるクッキーと合う冬の飲み物といえば、小さなマシュマロを浮かべたホットココアとエッグノッグ。 ホットココアは日本でも冬の定番ドリンクですね。
エッグノッグとは牛乳ベースに砂糖やタマゴを混ぜて、シナモンやナツメグなどのスパイスで仕上げる飲み物です。
エッグノッグにブランデーやウィスキーを加えて大人な味にするのもGood!

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Sierra Nevada / Celebration

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そして、アメリカのビール好き達にとってのホリデーシーズンを代表するものといえば、Sierra Nevada Brewing から発売されるCelebration(セレブレーション)。
もちろんアメリカを表現するAntenna Americaがおすすめするホリデーシーズンには欠かせないビールです。
Sierra Nevada創立の翌年から毎年欠かさず醸造されている季節ビールで、Celebrationが醸造されるシーズンはなんとSierra Nevadaの定番商品Pale Aleの醸造ラインをストップさせるほどの生産量。
スーパーなどの店頭では、11月末から12月にはSierra Nevada のCelebrationが商品棚で大きく展開し、売り場に立ち寄るビール好き達のカートはCelebrationの6本パックやケースでいっぱいになります!(アメリカでは1本ずつでの販売はなく、基本は355mlの6本パックや4本パックで販売されています。)
35年以上もレシピを変える必要がないほどの素晴らしい味わいには、創立者であるKen Grossman (ケン・グロスマン) の先見性とホップに対する飽くなきこだわりを存分に感じられます。
もちろんAntenna Americaでは今年もCelebrationを入荷です!
まだ飲んだことのない方も、毎年欠かさず飲んでいる方も、ぜひこのホリデーシーズンにCelebrationを飲みながら冬を満喫してください!

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パンプキンスープ (レシピ)

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ホリデーシーズンの看板ビールSierra Nevada Celebrationを手にしたら、家族や友人にご馳走したくなってきませんか?ここでAntenna AmericaのシェフJason (ジェイソン) がオススメする、家でも簡単に作れるホリデーフードアイテム、パンプキンスープのレシピを大公開!
シェフJason
シェフJasonからのコメント
このスープは友人とビールを飲みながらのんびり過ごしたい日にピッタリ!
自宅でこのスープを作る時は、まず材料や道具を全てコンロのすぐそばに準備して、綺麗にスマートに料理しましょう!
パンプキンスープのイメージ

材料 (約6人前)

  • ビール 2本 (1本は料理しながら(!)、もう1本は完成後にスープのお供に!)
  • かぼちゃ 1個 (700gくらい)
  • 玉ねぎ (小さく角切りしておく) 1個
  • オリーブオイル 40g …①
  • バター 100g …①
  • ローリエ 1枚 …①
  • 八角 数粒 …①
  • チキンストック 400g
  • 生クリーム 200g
  • 牛乳 100g
  • ニンニク (みじん切りしておく) 3かけくらい
  • ショウガ (すりつぶしておく) 15g
  • パプリカパウダー 5g
  • クミンパウダー 2g
  • フェンネルパウダー 2g

レシピ

  • 1 かぼちゃの皮をピーラーでむいて、一口サイズくらいにカットしておく。
    パンプキンスープ調理のイメージ
  • 2 ビールを飲んで気分を上げる!(飲みすぎて手元がぶれないように注意!)
  • 3 厚底鍋に①(オリーブオイル、バター、ローリエ、八角)を入れ、火を付ける。
  • 4 玉ねぎを鍋に加えて、焦がさないようにして炒める。
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  • 5 残りの材料全てを鍋に入れて、蓋をして、かぼちゃが柔らかくなるまで煮る (約40分)。
    (※今回の撮影時はニンジン・セロリ・パプリカも加えて作っています)
    パンプキンスープ調理のイメージ
  • 6 鍋を火からおろして、ハンドブレンダーを使ってピューレ状にする。
    パンプキンスープ調理のイメージ
  • 7 なめらかでスムースな口あたりに仕上げたい場合は、目の細かいざる、または裏ごし器などを使ってピューレ状にしたスープを裏ごしする。
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  • 8 仕上げにクルトンやサワークリーム、パンなどお好みのものをトッピングにしたり、サイドに付けたり自分らしくアレンジをして出来上がり!
    パンプキンスープ調理のイメージ

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アメリカでのホリデーシーズンの雰囲気が伝わりましたか?
今年はSierra Nevada / CelebrationとシェフJasonのレシピで作ったパンプキンスープを飲みながら、ぜひアメリカンなホリデーを過ごしてみてくださいね!

Happy Holidays!

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